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木製の「円空仏」にほっこり。木彫りの仏像の魅力に迫る!

2019年11月15日

 

私たちの暮らしの身近にある木材。

家具や食器をはじめとして、

今でも非常に幅広く使われている素材です。

仏女のみなさんお馴染みの仏像たちのなかにも、

木製の作品がたくさんありますよね。

今回は、そんな木彫りの仏像を多数制作した仏師「円空」と、

その作品についてお伝えしていきます!

 

庶民に愛された木製の「円空仏」

 

遥か昔から人々の暮らしに不可欠であった木材。

日本では古くからさまざまな材質の仏像が作られてきましたが、

そのなかでも木材は代表的な仏像の素材のひとつです。

素朴な質感の天然素材から作られた木彫仏には、

独特の親しみやすさがあります。

そんな木製の手彫りの仏像を、

驚くほどたくさん生み出した仏師がいます。

それは、今なお庶民に愛され続ける「円空」です。

円空は江戸時代の初期に活躍した僧侶であり、

生涯で手彫りした仏像の数々は、

現在「円空仏」と呼ばれて親しまれています。

円空仏の特徴としてよく挙げられるのは、

慈愛の心を思わせる穏やかな微笑みです。

憤怒相の仏像でさえ、

円空の作品では口元に微笑みをたたえています。

また、木材の節目や割れ目をあえて残し、

大胆に掘られた作品が多いのも特徴でしょう。

円空は生涯で12万体もの仏像を制作したといわれ、

圧倒的な作品数の多さでも注目されています。

これらの円空仏は、

仏教寺院だけでなく庶民にも提供されたといわれ、

当時の人々の心に安らぎをもたらしたと考えられています。

 

円空仏に出会えるスポット6選

 

円空の残した木彫りの仏像は、

現在も岐阜県各地に残されており、

一般公開されています。

ここでは、円空仏に出会える代表的なスポットを6つご紹介。

仏女のみなさんは、

円空仏をめぐる旅行をしてみてはいかがでしょうか?

 

【1】飛騨千光寺 円空仏寺宝館

 

高野山真言宗の飛騨千光寺は、

円空とゆかりのある寺院です。

境内にある円空仏寺宝館には、

64体もの円空仏が保管されており、

拝観者は年間で2~3万人にも達するという人気ぶり。

寺院が位置する「袈裟山(けさざん)」の山全体が

パワースポットとなっており、

神聖な大自然に包まれて参拝できるのが魅力です。

 

※公式サイト:http://senkouji.com/

 

【2】下呂温泉合掌村 円空館

 

合掌造りの集落が再現され、

かつて日本にあった原風景に触れられる下呂温泉合掌村。

敷地内にある円空館には、

下呂市に伝わる約30体の円空仏が保管されています。

下呂市は約180体の円空仏が確認された地域です。

ほかにも合掌造りの住宅や資料館など、

歴史を学べるスポットが多数集まっています。

 

※公式サイト:http://gero-gassho.jp/

 

【3】美並ふるさと館 円空ふるさと館

 

円空ゆかりの地で、

約95体という多数の円空仏に出会える、

美並ふるさと館。「円空ふるさと館」では、

初期から晩年の円空仏を一挙に鑑賞できるのが特徴です。

同じ敷地内にある「美並生活資料館」では、

かつての岐阜県郡上市美並町の暮らしを、

ジオラマでわかりやすく学ぶことができます。

 

※公式サイト:https://www.minami-kanko.com/sightseeing/enjoy/post-7.html

 

【4】洞戸円空記念館

 

関市洞戸にある高賀神社は、

円空が生涯で最後の作品である「歓喜天」を彫ったといわれる場所です。

神社のほど近くにある円空記念館では、

この作品をはじめ約30体の円空仏が展示されています。

全国各地から山伏や信者が参拝したという高賀神社と併せて見学して、

円空の足取りを辿る旅をしてみてはいかがでしょうか?

 

※公式サイト:https://www.city.seki.lg.jp/kanko/0000000639.html

 

【5】関市円空館

 

晩年の円空は、

関市池尻にある弥勒寺を本拠地として活動したといわれています。

円空とゆかりのある同市に位置する関市円空間では、

約30体の円空仏を展示。

なお、関市周辺には約290体もの円空仏が存在するようです。

館内にはほかにも、

国指定史跡である弥勒寺官衙遺跡群の出土遺物が展示されています。

 

※公式サイト:http://www.city.seki.lg.jp/0000001466.html

 

【6】中観音堂 羽島円空資料館

 

岐阜県羽島市は円空が生誕した地です。

生涯で無数の木彫仏を生み出した円空の人生は、

この地域から始まりました。

中観音堂にある羽島円空資料館では、

17体の円空仏が展示されています。

寺院の本尊は、円空作の「十一面観音像」。

資料館は、羽島市内でもっとも多く円空仏を鑑賞できるスポットです。

 

※公式サイト:https://hashimakanko.jp/store/tyukannondo/

 

知っておきたい木製の仏像の魅力

 

時代を超えて多くの人に親しまれてきた円空仏。

これらの仏像の魅力を根底から支える要素のひとつに、

仏像の素材として選ばれた「木材」があります。

豊かな森林に恵まれた日本には、

とりわけ木製の仏像が多いといわれています。

木材を使った仏像制作の代表的な手法としては、

1本の木から大部分を掘り出す「一木造り」、

複数の木材を組み合わせる「寄木造り」などが有名です。

天然素材である木材は一つひとつに個性があり、

場合によっては節目や割れがあることも。

また経年劣化による変色も起こります。

これらの質感の特徴から、

どこか素朴であたたかみのある印象を受けるのが、

木製の仏像の魅力といえるでしょう。

 

RIYAKのインテリア仏像は手彫りの木製

 

仏像ブランドRIYAKのインテリア仏像は、

天然の木材を使用して、

職人による手掘りで制作されています。

カジュアルに楽しめるインテリア仏像ですが、

RIYAKの商品は本格派。

手彫りならではの質感をお楽しみいただけます。

自然のなかで生まれた色合いや、

時間とともに風合いが変わる経年劣化を、

ぜひ作品の魅力のひとつとして味わってみてください。

ご自宅にインテリア仏像をお迎えするなら、

素朴であたたかみのあるRIYAKの仏像がおすすめです。

 

***

 

庶民に愛された円空仏には、

木材の質感を生かして作られた作品が多数あります。

インテリア仏像をご自宅にお迎えするなら、

素材にもこだわってみてはいかがでしょうか?

その際は、RIYAKの仏像のラインナップをご覧ください。

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