RIYAK

仏像を長く大切に。
ご自宅にあるインテリア仏像のお手入れ方法

2019年08月30日

 

 

ご自宅に飾ったままのインテリア仏像、

よく見ると細かい部分にホコリがたまっている……

 

なんてことはないでしょうか?

いつまでも美しい姿で飾っておけるように、

ときどきお手入れをしてあげましょう。

自分の手でクリーニングをしてキレイになった仏像を見ると、

ほっと心が安らぐかもしれません。

 

インテリア仏像を長く大切にするために

 

お部屋に飾っている仏像は、

時間の経過とともにホコリなどの汚れがつくことがあります。

インテリア仏像は、一般的な仏像のように、

必ずしも仏壇に安置する必要がありません。

だからこそ、飾った場所によってはホコリがつきやすい場合もあるため、

定期的なお手入れをするのが好ましいといえます。

RIYAKのインテリア仏像には、

彩色済みのタイプと無彩色のタイプがありますが、

いずれも「木製」の仏像です。

素材の特徴に合わせた方法で、

ときどきお手入れをしてあげましょう。

木造の仏像は、お掃除をするときの取り扱い方法にいくつかの注意点があるため、

素材を長持ちさせるためにお気をつけください。

ここからは、木製のインテリア仏像のクリーニング方法についてご紹介します。

 

仏像にたまったホコリを払う方法

 

仏像は装飾品や台座などの繊細な表現が魅力ですが、

その一方で細部にホコリがついたときのお手入れが肝心です。

ホコリを取り除くためのお手入れでは、

基本的に下記のような道具を揃えておくと良いでしょう。

 

    • 柔らかい筆…
    • 仏像の細かい装飾部分などにたまったホコリを取るために使います。
    • 布などでは手が届かないところは筆先でお掃除しましょう。

 

    • 柔らかい布…
    • 仏像全体のホコリを広く取るために使います。
    • 仏像に傷をつけないために、
    • 柔らかい生地のものを使用してください。

 

    • ブロワー(エアダスター)…
    • 強い風を吹きかけることで、ホコリを吹き飛ばす道具です。
    • 直接手で触れられない部分のクリーニングができます。

 

    • 手袋…
    • 仏像に手の汚れがつくのを防ぐために役立ちます。
    • できれば作業を始める前に、清潔な手袋を装着しておきましょう。

 

お手入れを始める前に、

まず手袋を装着してください。

これは、仏像の本体や彩色部分に、

手の塩分や油性の汚れがつくのを防ぐためです。

汗や指紋などが付着すると、

仏像の汚れや、金箔や彩色などの劣化につながることがあります。

柔らかい筆や柔らかい布を使って、

仏像についてホコリを優しく払い落としていきましょう。

このとき、ブロワー(エアダスター)があれば、

ホコリを飛ばすために使用できます。

仏像に触れることなくホコリ対策ができる便利なアイテムです。

クリーニングの作業が終わったら、

仏像をふたたび元の場所へ戻します。

仏壇があるなら、仏像に新しいお花を添えたり、

静かに手を合わせたりしても良いでしょう。

 

 

仏像のお手入れをするときの注意点

 

仏像のお手入れをするとき、

注意しておきたいことがあります。

まずは、ホコリを落とすときに、

本体を強くこすらないようにお気をつけください。

強くこすると塗装が剥がれたり、傷がついたり、

繊細な部分が破損したりするおそれがあるためです。

また、RIYAKの木製インテリア仏像のクリーニングには、

水や洗剤が使用できません。

水濡れや洗剤の成分が木材を傷めてしまうことがあります。

もしも目立つ汚れがあるときは、

専門の業者に依頼したほうが無難です。

お手入れをこまめに行うことで、

仏像を長くキレイに保ちやすくなります。

木製の仏像は自然な経年劣化をするのが魅力ですが、

いつまでも美しい仏像を楽しむためにも、

ご自宅での定期的なクリーニングを心がけましょう。

 

インテリア仏像を保管するときのポイント

 

木製のインテリア仏像を長く大切にするためには、

定期的にお手入れをすることも大切ですが、

日頃の保管場所にも気を使っておきましょう。

インテリア仏像は仏壇以外にも置くことができますが、

その際は木材を劣化させない環境を選びます。

基本的には、高温多湿の場所を避けてください。

木製の仏像は、高温による木材の乾燥によって

変形やひび割れを起こしてしまうおそれがあります。

たとえば、ストーブの付近などは注意しておきましょう。

また、結露しやすい窓の近くなどの湿度が高い場所も、

カビが発生する原因となりやすいため好ましくありません。

同様に、直射日光を避けて保管することも重要です。

仏像に紫外線が当たることで、

木材や塗装に変色・脱色などが生じるおそれがあります

。美しい仏像の雰囲気を損なう一因になりますから、

直射日光が当たりやすい窓際などの場所に飾るのは、

できるだけ避けておきましょう。

 

***

 

インテリア仏像は、ホコリを落としてお手入れすることで、

長く美しさを保ち続けられるようになります。

クリーニングには、柔らかい筆や布を使い、

水や洗剤は使用しないように注意してください。

お手入れをしてキレイになった仏像は、

改めて見ている人の心を癒やしてくれるはず。

自分の手で掃除を繰り返すことで、

お気に入りの仏像にさらに愛着が湧いてくるかもしれません。

ぜひご自宅でのクリーニングに取り組んでみましょう!

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